試合観戦や野球の話しをしていると、「クローザー」っていう言葉をたまに耳にするかと思います。
しかし、野球があまり詳しくない人にとっては、クローザーって何?どんな意味?と疑問に感じますよね。
そこで今回は、クローザーの意味や役割について詳しく説明していきたいと思います。クローザーについて理解すると、知識が増えることでもっと野球の試合が楽しく見れますので、この記事で参考にしてみてください。
クローザーの意味や役割とは?
クローザーとは、試合の最終回(9回)において自チームがリードしている時に、出てくる投手のことを指します。
当然ながら、リードしている時に登板するため、必ず試合に勝つ!という役割があります。
もっと詳しく言うと、3点以内のリード時でクローザーが登板して試合を完了させると、「セーブ」と呼ばれる勲章のような記録が付きます。
(厳密に言えば勲章ではないですが、セーブをたくさん記録すると選手は年俸が上がりやすくなります。)
つまり、大事なシチュエーションで登場することが多いです。
クローザーに抜擢される選手の特徴
- 三振を奪える投手
- ピンチに強い選手
- プレッシャーに強い
- 連投してもバテナイ体力
以上に当てはまる人が、クローザーを任されることが多いです。特に、クローザーの場合、2連投、3連投する日が多くなりますので、毎日投げ切るバテナイ体力が必要となります。
有名なクローザー選手は?
日本プロ野球の中から、有名なクローザー選手をご紹介します。
デニス・サファテ
アメリカ出身のサファテ選手は、ソフトバンクホークスの絶対的守護神(クローザー)として、長年務めているピッチャーです。
150km/hを超えるストレートが魅力で、時折スライダー、カーブ、チェンジアップなどの変化球で球速差を付けることで、三振をたくさん奪うのが特徴的です。
2017年にプロ野球新記録の54セーブを樹立している素晴らしい選手です。
こちらは、実際にサファテ選手が投げている動画です。(音量にはご注意ください)
こちらの動画を見たら分かりますが、クローザーの役割でもあったとおり、ストレートだけで打者から三振を奪っているくらい安定感が抜群の選手です。
そのため、2017年度のペナントレースにおいては、ソフトバンクホークスのクローザーとして、リーグ優勝および日本一に大きく貢献しました。
ホークスの監督を務めている工藤監督もサファテのおかげで接戦の試合を落とすことなく勝てたことを称賛しています。
松井祐樹
この選手は、東北楽天ゴールデンイーグルスのクローザーです。
左投手でありながら、140km/h後半のストレートを投げ、その間に切れ味の鋭いスライダーや落差の大きいチェンジアップを放ることで、相手バッターのタイミングを外す特徴を持っています。
サファテ投手とは違い、感情をむき出して相手に向かっていくので、三振を奪うたびに吠えるのも一つの彼の魅力となります。
以下の動画には、松井祐樹投手のバッターから三振を奪っている投球を載せています。(音量にはご注意ください)
動画を見たら分かりますが、ストレートと変化球の腕の振りがほとんど同じなので、バッターも何を投げてくるか迷っている感じですね。
特に、右バッターに対してのチェンジアップは、小さな落差でありながら、バッターが全くタイミングをとれていないことが分かります。
そして、2017年シーズンは、33セーブの素晴らしい成績をあげました。
山崎康晃
こちらの選手は、横浜DeNAベイスターズのクローザーです。
特徴は、最速153km/hのストレートとフォークのように大きい落差があるツーシームが武器の投手です。
彼が最終回のリード時にマウンドに上がるとき、ベイスターズのホーム球場は観客から「康晃コール」に包まれ、球場全体を一体化する雰囲気を作り出します。
2017年シーズンには、26セーブの好成績をあげています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は、クローザーの意味や現役選手について多くの事を説明しました。
やはりクローザーというのは、周りのチームメイトや観客から信頼され、精神的にも強くないと務まらないと思います。
そんな中、今回紹介した選手たちはこれだけの成績を残しているので、素晴らしいなと思います。
今後どんなクローザーが出てくるか楽しみですね。